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ボゴタのボリーバル像

ボゴタのボリーバル像




ボリーバル広場に立つ独立の英雄シモン・ボリーバルの銅像です。

ボリーバル像はコロンビア各地にありますが、ボゴタのは小さくてあまり見栄えがしません。カルタヘナのは騎乗で威風堂々としていますが、ボゴタの銅像はまるでお地蔵さんのようです。

この日、ボリーバルの銅像は白いTシャツを着ていました。無論、ボリーバルが着たのではなく、ボゴタ前市長の解任に反対する市民のデモ隊が勝手に着せたものです。

ボゴタでは2011年、グスタボ・ペトロという元ゲリラ戦士の候補が市長に当選しましたが、反対派に罷免されてしまいました。

日本でたとえるなら学生運動の闘士が市長になるようなものですから、保守派にとっては面白くないでしょう。

一方で、貧富の格差が激しいコロンビアでは、左翼系の政治家を支持する人も多いですから、ペトロ前市長の解任に抗議して支持者たちが座り込みを続けています。

ボリーバル像の前にテントを並べ、もうずっと居座り続けているのですが、中国で言えば天安門広場のような場所です。

独裁国家ならすぐに警官隊が出てきて強制排除でしょうが、そこはコロンビア的おおらかさと言うか、体制側も、抗議する側も、ピリピリした空気は微塵も感じられません。

ちょうどタイでもタクシン前首相の支持派と政権側が何年も対立と衝突を続けていますが、コロンビアでは歴史的にクーデターによる政権転覆がほとんどなかったため、他の南米諸国のような騒乱に発展することはありません。

長年内戦が続き、富の偏在という大きな矛盾を抱えながらも、うまく国を発展させていくコロンビアという国の底力を見せつけられた感じです。

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